同じ問題で困っている方がいるかもしれませんので、昨日一昨日に見舞われた「ネットに接続できない問題」について書いておきたいと思います。
お小遣いサイトには全然関係ありませんので、興味のない方は読み飛ばしちゃってください。
ではひとまず順を追って。
解決過程で試したことが、他の方には正当な解決手段になるかもしれませんので、経緯を細かく書いていこうと思います。
問題はネットに接続して、ウェブページを閲覧している真っ最中に起きました。
いきなり別のページに繋がらなくなってしまいました。
何をどうやろうとも、「
このウェブページにはアクセスできません」です。
普段使っているのはChromeですが、そこには
「DNS ルックアップでエラーが発生したため~」と書かれていました。
これはたまにあることなので、まだこの段階では、わたしは慌てていませんw
そんなわけでまず真っ先に試したのは、ルータ(モデム)のリセットです。
ルータ(モデム)の電源を引っこ抜いて、10秒以上放電(放置)、再び電源を入れます。大抵の問題は、これで解決することが多いです。
が、今回は解決せず。
仕方がないのでもう一度ルータの電源を切り、パソコンも落としてしまって、しばらく放置です。経験上、時間経過で問題が勝手に解決することもありますし、パソコン再起動で解決することもありますからね。
で、小一時間後、再び試しましたが、やはり解決せず。
このあたりでちょっと困ってきましたw
とりあえずIEを起動してみましたが、Chrome同様こちらもダメ。
windowsで診断してみると、「DNSサーバの応答がありません」とのこと。
ここでDNSが何のことかよく理解していれば解決に近づけたのかもしれませんが、わたしはあまり深く考えずに次の行動に移ってしまいますw
次は普段あまり使っていないサブのノートPCを立ち上げ、それでネットに接続することを試みます。これでいけるなら、メインPCに問題があるということになります。
が、これも繋がらず。
このあたりで焦ってきますw
とりあえず、「PCを変えても同じ問題が発生するということは、ルータかケーブルに問題があるに違いない」と見当をつけます。
で、ルータを再びチェックしてみましたが、ランプの点灯には問題なし。
となるとケーブルですが、ケーブルに問題があるとランプもおかしくなる可能性が高いので、雲行きが怪しくなってきます。
ルータの故障とかだったら厄介だな~と、このあたりでは考えていました。、
とりあえず、ひとまずはケーブルだと考え、家電量販店に買い物に。
ついでに家電量販店のデジタルサポートで直接相談。
店員さんいわく、
「直接見ていないのでハッキリとは言えませんが、PCをかえても問題が変わらないなら、ルータかケーブルに問題があるんじゃないかと。ケーブルをかえてもどうにもならなかったら、プロバイダに連絡してみてください」
とのことでした。
で、帰って早速ケーブルを付け替えましたが、問題に変化なし。
この時点でわたしの中では、「これはルータの故障だ!」ということにほぼ決まっていました。そんなわけで、プロバイダのサポートセンターの連絡先を何とか探し出し、連絡してみることに。
わたしとしては、ここで問題が解決、とまでは行かないまでも、どうしてこの問題が起こっているのかは分かるだろうと思っていました。
が、さにあらずw
サポートセンターの方の指示に従って色々試したのですが、全く効果なし。
そこでもどうにもならず、
「IPもちゃんと取れていますし、ルータに問題はないと思います。お手数ですが、PCのほうのサポートセンターに連絡していただいて――」
というお話になってしまいました。
「いやでも、サブのノートでも繋がらなかったんですが・・・」
と言うと、
「それは・・・・・・・・・・・」
ハイ。言葉に詰まってましたw
詰んだ・・・('A`)(↑この時点でのわたしの心境)
とりあえずこれまで試したことを更に試してみますが、どうにもならず。同時にケータイで情報を探しますが、うまいことヒットせず。そうこうしているうちに、「そういえばBluestacksは試してなかったな」ということに気付き、試してみることに。
Bluestacksについては以前説明したことがありますが、これはAndroidアプリをPCで使えるようにするソフトです。
ちょっと重いソフトですし、どうせ繋がらないだろうと思っていたので、それまで試していませんでした。
が、立ち上げてみると、
「あ、あれ!? 繋がるよ????Σ(゚д゚|||)」もうね。意味が分かりませんw
慌ててchromeやIEを立ち上げてみますが、繋がらないまま。
でも何故かBluestacksでは普通にウェブページの閲覧ができるんですw
「繋がるってことは、ルータやケーブルには問題がないってことだよね?(・ω・`?)
ええとそれじゃあ・・・・・・・・・・・・・
どゆこと???」ええ。つながったことで、かえって問題が分からなくなりましたw
プロバイダではルータに問題はないと言っていましたが、わたしとしては、「それでも問題があるならそこしかありえない」と考えていたので、更に混乱することに。
この時点で頭がパンクして、その日はあきらめることに。
とりあえずBluestacksから無理矢理ブログの記事を書いて不貞寝ですw
寝て起きたら問題が勝手に解決していることに一縷の望みをかけます。
まぁもちろん、そんなことは 起こらなかったわけですがw
翌日になっても状況は同じまま。
ですがもう打つ手を思いつきません。
「専門家に直接見てもらうしかないかな~」と、半ば諦めの心境で、Bluestacksを使って地道に調べていきます。
とりあえず、「Bluestacksでのみネットに繋がる」ということがヒントになりはしないかと、その線で色々探しますが、同じ事例は全く見つけられません。
そのまま解決できないまま夜になってしまいました。
ここでようやく、「初心に立ち返ろう」という気が起きますw
そもそも「DNS ルックアップでエラー」とは何か。
「DNSサーバの応答がありません」とはどういうことか。
「ていうかDNSってなに?」というところからはじめますw
えー、わたしの理解もテキトーなものなので、説明もテキトーになりますが、
例えばGoogleにアクセスする際、わたしたちはhttps://www.google.co.jp/というアドレスにアクセスするわけですが、実際のデータ上でのやり取りは、IPアドレスで行われているわけです。
IPアドレスというのは、100.100.100.100のような、4つの数字で表されます。
でも、機械じゃない人間には数字の羅列だとわかりにくいので、https://www.google.co.jp/みたいなアドレスがあるわけです。
https://www.google.co.jp/は人間に分かりやすい言語。
数字の羅列は機械に分かりやすい言語というわけです。
で、この2つの言語の翻訳をするのが、DNSといったところでしょうか。
https://www.google.co.jp/と入力されたら、「それはこういう数字のIPアドレスの場所ですので、こちらに行ってくださいね」と教えてくれるのが、DNSの役目です(多分)。
ですのでどこかのページにアクセスする際には、必ず最初にDNSサーバに接続し、翻訳してもらわないといけないということになります。
ここが機能しないと翻訳ができないわけですから、機械のほうでは、
「あんた何言ってんの?」状態なワケです。
外国人観光客に、地図もなしにあちらの言葉で道を訊かれたような感じです。当然、目的地を教えてあげることはできません。
結果、どのページにもアクセスできない、という状況になるわけです。
とまぁこんな感じに、わたしはふんわり理解しましたw
「DNSサーバの応答がありません」ということですから、この翻訳が全くできていないということでしょう。
DNSサーバへは、普段はパソコン側で自動的にアドレスを取得してアクセスしてくれているようですが、もしかしたらこれがうまく機能していないのかもしれません。
というか、DNSサーバ落ちてるんじゃ?
という疑いがむくむくと湧いてきますw
そこまであたりをつければ、あとは簡単に調べられました!
このDNSサーバの自動取得を、手動で自分で設定してしまうんです。
設定するのは、Googleが無料で提供しているパブリックDNSサーバです。
IPv4の場合は、
優先DNSサーバー:8.8.8.8
代替DNSサーバー:8.8.4.4
IPv6の場合は、
優先DNSサーバー:2001:4860:4860::8888
代替DNSサーバー:2001:4860:4860::8844
となります。
IPv4、IPv6はインターネットの接続方法の違いです。
従来IPアドレスは4桁の数字(IPv4)であらわされてきましたが、それではそのうち数が不足すると思われるので、新しく16桁であらわされるIPv6ができたとのこと。
ええ、わたしもあんまりよく分かってませんw
とりあえずわたしは、このIPv4のほうを設定してみます。
Windows7でのやり方をザックリ説明すると、
「コントロールパネル」
↓
「ネットワークトインターネット」
↓
「ネットワークと共有センター」
↓
左側の、「アダプターの設定変更」
↓
「ローカルエリア接続」をダブルクリック
↓
動作状況の「プロバティ」
↓
「この接続は次の項目を使用します」の中から、「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」を選択、「プロバティ」をクリック。
↓
ここで入力画面になります。
変更するところは下のほうです。

おそらく「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」になっていますので、これを「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを切り替えます。
そしてそれぞれの項目に、GoogleのパブリックDNSサーバーのアドレスを入力します。
「OK」を押せば、これで完了!!
「お願いこれで繋がって!!」と祈るような気持ちでChromeを立ち上げると、見事ネットに接続できました!!
いや~、長い道のりでしたw
で、ひとしきり浮かれたあと、ふと気付きました。
「あれ、このやり方、わたし昔試したことあるな。
確か2つ前くらいのパソコンで・・・」と・・・
ええ。すっかり忘れていましたが、実は昔、同じようにネットに接続できなくなったときに、こんなふうに自分でDNSサーバを設定したことがあったんです。
自分のあまりのアホさに愕然としましたよw
言い訳をさせてもらうと、そのときは確か、それでも問題は解決しなかったんですよね。失敗した方法だったので、記憶も薄かったわけです。結局そのときは、パソコンの故障でした。
まさかその失敗した方法が、今回成功するとは・・・
まぁ状況が違うわけですから、そういうことがあるのは当たり前なんですけどね。むしろ失敗を覚えていないという自分の性質には、大いに問題があるような・・・w
そんなわけで長々と書いてきたのは、こういうことがあるためです。
わたしが失敗した方法で解決できる方もおられると思いますので、とりあえず色々試せるようにと、事細かに書いておきました。
それにしても、これでわかったのは、
「Buestacksは独自にDNSサーバにアクセスしてるんだな」
ということです。
じゃないと繋がりませんからね。
ある意味ちょっと怖い気もしますが・・・
でもこれ、もしものときに役に立つかもしれませんね。
もしわたしと同じような状況に陥った場合、あらかじめBluestacksを入れておけば、もしかしたらこれでのみ、ネットに接続できるかもしれませんから。
というか、もしBluestacksでのみアクセスできるということが分かれば、「あ、DNSサーバーをかえればいいんだな」というふうに見当もつけられますしね。
これは変な役割を見つけてしまったかもw
あ、それから。
DNSサーバを手動で設定した副作用のようなものが。
勘違いかもしれませんが、微妙にアクセス速度が上がっている気がします。
ちょっと調べてみたら、本当に速度が上がる場合が結構あるようです。
これは嬉しい誤算です。
てなわけで、問題が起きていない方も、よければお試しあれ。
長々と読んでいただき、ありがとうございました。


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